B23-東芝原子力敗戦-大西康之-3/5

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3/5

The Book in Three Sentences

  1. 東芝経営層の無茶振りが晒されている。
  2. 経営層と政府官僚の独断と暴走で、140年近い歴史を持つ名門企業が消えた。
  3. 東芝含む日本にある多くの企業は、「サラリーマン全体主義」に毒害されている。

The Five Big Ideas

  1. 愛社精神、保身、出世欲など動機は様々だったろうが、ここ(粉飾決算)から読み取れる「善良なサラリーマン」たちの日常は、明らかに異常だ。
  2. お説教と勉強会。日本のどの会社にもある風景だ。
  3. 「会社はフィクション」である。会社を意味する「法人」は便宜上、会社組織を人に見立てたものであり、実在はしない。存在するのは、会社で働く人々であり、事業であり、資産である。すくべきも会社ではなく、働く人々、事業、資産だ。
  4. 「悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。」⇦名言!
  5. 彼ら全員に共通してあったのは、「自分の昇進に対する恐ろしい熱心さ」なのだ。

Book Summary

File name : B23-東芝原子力敗戦.pdf

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Book Review

まさに「サラリーマン全体主義」の生々しい例である。日本にある他の事例も、続々出てきています。
神戸製鋼、タカダなどの大手もこのようなことをやっている。
この「サラリーマン全体主義」は日本の衰退に繋がるではないかと思います。

To-Do List

  1. ある分野のプロになる。(専門家レベル)
  2. 機械設計などする際、「安全!安全!安全!」を絶対忘れてはいけない。
  3. 部下に説教を絶対しないこと。
  4. 上司に尽くさないこと。

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